埼玉大学 生体制御学科 / 生体制御学コース

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生き物紹介

ゼブラフィッシュ

Danio rerio

(コイ目コイ科)

 ゼブラフィッシュはコイ科に属するインド原産の熱帯魚であり、口ヒゲや咽喉の奥に歯をもつなどコイと共通の特徴を持ちますが、体長は成魚でも5cm程度の小型魚です。鮮やかなストライプに加え、飼育や繁殖が容易なことから、熱帯魚愛好家にもポピュラーです。
 このゼブラフィッシュは、先端発生生物学研究における有用なモデル動物のひとつでもあります。その主な理由として、発生が早く、受精後2~3日(28.5℃)で初期発生、そして器官形成が完成するため、効率的な実験が組めることが挙げられます。また、母体外で発生が進行することに加え、胚の透明性が高いために、胚の発生の進行をリアルタイムで顕微鏡観察できます。重要なこととして、他の脊椎動物と基本的には同じ発生過程をたどりますが、高等脊椎動物に比べて形態が単純であり、解析が容易です。さらに、ゼブラフィッシュが注目される最大の要因として、興味のある突然変異体を単離する遺伝学的手法が可能であることが挙げられます。この利点は、小型であるため大量飼育が可能であり、世代時間が2~3カ月と短いといった特徴に由来します。分子生物学的手法の導入やゲノムプロジェクトの成果と相まって、今後、脊椎動物発生機構の遺伝子レベルでの解明に大きく寄与すると期待されています。

ゼブラフィッシュを用いて、研究を行っているのは、発生生物学研究室弥益 恭 教授川村 哲規 准教授、津田佐知子 助教です。

ゼブラフィッシュ
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