埼玉大学 生体制御学科 / 生体制御学コース

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生き物紹介

シャジクモ

Chara corallina

(シャジクモ綱・シャジクモ目・シャジクモ科)

 湖沼や池・水田などに生息する植物です。「シャジクモ」は狭い意味ではChara braunii(キャラ ブラウニ)という一種の植物を指しますが、通常はシャジクモ類とも呼べるグループを表します。シャジクモ類は体を構成する細胞の一つひとつが大きいのが特徴で、なかでも節間細胞と呼ばれる細長い細胞は、長さが10 cm以上になることもあります。この節間細胞が縦に繋がって体の主軸を構成しています。節間細胞と節間細胞のつなぎ目を「節」と呼びますが、節から出ている葉を車輪とみなすと、節間細胞が車軸に見えることから「車軸藻」と呼ばれます。
 節間細胞はとても大きいので、タンパク質を注入したり、細胞の中身を人工細胞液で入れ替えるという手術を施し、その後、細胞がどのように変化するかを調べることができます。また節間細胞は、「原形質流動」や「細胞興奮」などを解析する材料としても用いることができ、動物の筋肉や神経の細胞に見立てて、「緑の筋肉」とか「緑の神経」と呼ぶことができます。写真は、Chara corallinaというシャジクモ類の一種です。オレンジ色の構造は雄性生殖器で、ここで精子が作られます。

シャジクモを用いて、研究を行っているのは、形態形成学研究室森安 裕二 教授です。

シャジクモ

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