埼玉大学 理学部 / 大学院理工学研究科
生体制御学科 / 生体制御学コース
Department of Regulatory Biology, Saitama University

森安裕二 教授

森安 裕二 MORIYASU Yuji ー 教授 ー

■ 植物生理学

  • 大学院理工学研究科生命科学部門生体制御学領域 所属
  • 博士後期課程理工学専攻生命科学コース 担当
  • 博士前期課程生命科学系専攻生体制御学コース 担当
  • 理学部生体制御学科 担当
研究について

 私たち生物の体は細胞でできています。 生命の最小単位である細胞が集まって私たち個体の生命が成り立っているわけです。
個体の生命を支えている細胞は、生き続けようとするだけでなく積極的に死ぬこともあります。細胞がもともと持っていたプログラムを駆使して意図的に死ぬことをプログラム細胞死と言います。生物の目的は生きることであると考えると、死ぬことはその反対でネガティブなイメージがつきまといます。しかし、細胞が死ぬことは生物個体が消えてなくなることには必ずしも直結せず、細胞が死ぬことが生物個体や個体群が生き残ることにポジティブに繋がることもあることがわかっています。例えば、私たちの体は1つの細胞(受精卵)が細胞分裂によって増えることから出来上がりますが、分裂によって細胞の数がどんどん増えるだけでなく、ときには細胞が積極的に死ぬことが体をつくるのに重要な役割を果たしていることも知られています。細胞が適時に適所で死ぬことにより正常な体がつくられるわけです。
暗所に置かれた植物の葉の細胞は、クロロフィルや葉緑体タンパク質を効率よく分解してから死に至るというプログラム細胞死を実行することが知られています。細胞死に伴ってできたアミノ酸は植物の他所の部分に運ばれて利用されます。プログラム細胞死は、暗所ストレス以外の様々な環境ストレスによっても誘導されます。
私は、このようなプログラム細胞死のメカニズムを調べています。

研究業績